たげんごオリジナルえほんの会コンセプト
わたしたちは、外国につながるお父さんお母さんが、日本語だけではなく、母語(自分のことば)で子どもたちに話すことを応援したいと思っています。
日本では外国につながりをもつ子どもたち(外国人家庭、国際結婚家庭、海外から帰国した家庭などで育つ子どもたち)が増えています。
でも、日本語や日本文化ではない、もう一つのことばや文化、お父さんお母さんとつながることばや文化のことを、子どもたちはよく知らないことがあります。
そこでわたしたちは、子どもたちにお父さんお母さんとつながることばに親しんでもらうために、二つのことばを使った絵本を作ることにしました。
この活動は、外国につながる親子のための支援教室を拠点に行っています。「親子」を対象としていることが特徴です。
たげんごオリジナルえほんの会メンバー
代表:滑川恵理子
日本語指導協力者として、約15年、小中学校で外国につながる子どもたちに日本語を教えたり、生活を支援したりしました。
中国語ができます。
その後、大学院に進学して、博士号を取りました。
大阪大学や立命館大学などで留学生に日本語を教えました。
2020年4月から京都女子大学で日本語教師養成課程を担当しています。
2024年4月より文学部外国語準学科准教授です。
主な著書と論文は以下の通りです。
- 『言語少数派の子どもの概念発達を促す教科学習支援―母語と日本語が融合したことばのやり取り―』ココ出版(2019年)
- 「言語少数派の子どもの生活体験に裏打ちされた概念学習―身近な大人との母語と日本語のやり取りから―」『日本語教育』160, 日本語教育学会, 49-63. (2015年)
- 「言語少数派の親子をつなぐことばの育成をどのように支援するか―「親の愛情」に着目した生態学的アプローチ―」『異文化間教育』42, 異文化間教育学会, 103-117. (2015年)
作画:田中ひろこ
このサイトに掲載されている絵本の絵と日本語文章を担当しています。
以下は主な作品です。
- 『上海へ行きたい!』メイツ出版(2007年)
- 『みちこさん』第一回新実南吉絵本大賞優秀賞(2012年)
- 『おやまへいこう』戦後70年特別企画・福知山市佐藤太清記念美術館創作絵本コンテスト市長賞(2016年)
たげんごオリジナルえほんの会連絡先
〒605-8501
京都市東山区今熊野北日吉町35番地
京都女子大学国際交流センター J校舎218号室
滑川恵理子